2026.09.13
最近、街中を歩いていると「ピラティス」のスタジオを本当にたくさん見かけるようになりました。
SNSやテレビを開いても、芸能人や海外セレブ、韓国のアイドルたちがトレーニングに励む姿を目にする機会が増えたと思います。
ただ、正直なところ「今さらどんなものか人に聞きづらい」「ヨガと何が違うの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
今回は、今さら聞けないピラティスの基本から、なぜ今これほど支持されているのか、そしてMANABU式としての捉え方までを分かりやすく解説します。
ピラティスは、20世紀初頭にドイツ人のジョセフ・ピラティス氏が開発したエクササイズです。
もともとは第一次世界大戦の負傷兵に向けた「リハビリテーション」として誕生しました。
そのため、体に無理な負担をかけずにリハビリを行う思想が根本にあります。
よく混同される「ヨガ」との違いは、その発祥と目的にあります。
ヨガ: 数千年前のインド発祥。呼吸やポーズ、瞑想を通して「心身の統合や精神の安定」を目指す体系。
ピラティス: 西洋の解剖学に基づいたリハビリ発祥。
骨格の整列やインナーマッスルの強化を通して「正しい体の使い方」を再学習させるシステム。
※日本では過去に「ロングブレスダイエット」などがメディアで一世を風靡し、大きなブームとなった時期もありました。
あの胸式呼吸で体幹に刺激を入れるアプローチも、ピラティスの要素を取り入れた代表例の一つと言えます。
基本的には、マットの上で行う運動や、リフォーマーと呼ばれる専用マシンを使って行います。
呼吸と動きを連動させながら、背骨や骨盤の細かい動きに意識を向け、普段使えていない深層筋(インナーマッスル)をピンポイントで動かしていきます。
目的: 骨盤や背骨を本来の正しい位置(ニュートラル)へ導き、日常の姿勢や動作の癖をリセットすること。
期待できる効果: 猫背やストレートネックなどの姿勢改善、腰痛・肩こりの予防、体幹の安定、胸式呼吸によるリフレッシュ効果など。
対象: デスクワークで体が固まっている人、運動が苦手な人、体の歪みを整えたい人、スポーツのパフォーマンスを上げたい人まで、性別や年齢を問いません。
近年これほどまでに再注目されている背景には、現代人のライフスタイルの変化があります。
スマホやパソコンの長時間利用により、多くの現代人が「慢性的な姿勢崩れ(現代病)」を抱えるようになりました。
単に筋肉を太くする筋トレや、ただ伸ばすだけのストレッチでは解決しにくい不調に対し、骨格から整えるピラティスのコンディショニング機能が、現代のニーズに合致したと言えます。
さらに、美しさと動ける体を両立したい著名人の発信が後押しとなり、一気に身近な選択肢として広がりました。
ここまでピラティスの魅力をお伝えしてきましたが、MANABU式として大切にしているのは「どれか一つに決めつけず、しなやかに組み合わせる」という考え方です。
ピラティスも、ヨガも、筋トレも、太極拳も、ランニングも、ストレッチも。これらはすべて、あなたの体を良くするための「選択肢(手段)」の一つに過ぎません。
実際、私が行っているMANABU式のパーソナルトレーニングでも、必要に応じてピラティスの要素を取り入れています。
今日は骨格を整えたいから、ピラティスの要素を取り入れる
心身を深くリラックスさせたい時は、ヨガの呼吸やポーズを行う
筋力をしっかり底上げしたい時期は、筋トレをメインにする
こんな風に、自分のその時のコンディションや目的に合わせて、いろんなメソッドの「良いところ」を柔軟につまみ食いしていく。
それこそが、偏りのない、あなたにとって「ちょうどいい」体作りにつながると考えています。
ピラティスという素晴らしいツールの特性を正しく知り、自分の体作りをアップデートするための選択肢の一つとして、気軽に試してみてはいかがでしょうか。
