2026.03.08
最近、会員さんとの会話でよく出てくるテーマがあります。
「夜中にトイレで起きるんですよね。」
いわゆる 夜間頻尿 です。
年齢のせいかな、と流している方も多いのですが、
先日のDoctor’s Fitnessのカンファレンスで、このテーマが取り上げられました。
今日は、その時の医師の見解をわかりやすくお伝えします。
医師の話では、
・60代を超えると比較的よくある
・2回くらいなら、すぐ眠れるなら様子見でもよい
とのことでした。
ポイントは回数よりも
「本人がどれくらい困っているか」
夜中に2回起きても、
すぐ眠れて日中に支障がなければ、必ずしも問題とは限らない。
ただ、
「仕方ないと思っていたけれど、
薬を飲んだら回数が減って楽になった。
実は困っていたんだと気づいた」
という方も多いそうです。
夜間頻尿の背景には、
という状態があることがあります。
本来、膀胱は脳からの指令でコントロールされています。
尿が溜まる
↓
脳に伝わる
↓
出すか、我慢するかを判断

しかし過活動膀胱では、
少量でも膀胱が勝手に収縮してしまう。

つまり、
脳と膀胱のコントロールが乱れている状態。
「気合」ではなく、
“神経と筋肉の問題”でもあるのです。
夜間頻尿の治療では、
膀胱の収縮を抑える薬が使われます。
膀胱の筋肉をゆるめ、
尿をためられるようにするものです。
イメージとしては、血管拡張薬に近い働き。
また、最初は漢方から処方されるケースも多いとのことでした。
「年齢だから仕方ない」ではなく、
医療的にアプローチできる分野でもあります。
医師が挙げていたポイントは、
・塩分を控える
・過剰な水分摂取を控える
・カフェインを避ける
・アルコールを控える
特に夕方以降の水分・カフェインは影響が出やすいそうです。
ここからが重要です。
夜間頻尿は、
単なる“トイレの回数”の問題ではありません。
睡眠の質を左右する一番大事な時間は、
入眠直後の深い睡眠。
実は近年の睡眠研究でも、
「最初にどれだけ深く、途切れずに眠れるか」が
回復力を大きく左右すると言われています。
この時間にどれだけ深く眠れ、
どれだけ邪魔されないか。
実はここが、
その日の回復力を大きく決めます。
しかし、
夜中に目が覚める
=睡眠が断片化する
すると、
回復が不十分になる
↓
日中のだるさ
↓
集中力の低下
↓
代謝の低下
↓
トレーニング効果も出にくくなる
身体は寝ている間に回復します。
回復できなければ、
身体は変わりません。
つまり、夜間頻尿は
パフォーマンスの問題でもある。
私はDoctor’s Fitnessと連携し、
月1回の勉強会
月1回のカンファレンスで
医師の見解を学ばせていただいています。
身体の悩みは、
✔ 気合ではなく仕組みで見る
✔ 必要なら医療へ繋ぐ
✔ 生活面から整える
この3つが大切だと感じています。
・夜中に2回起きるのは普通
・朝だるいのも普通
・年齢だから仕方ない
そうやって、
自分を納得させていませんか。
でももし、
夜ぐっすり眠れたら。
朝のだるさがなかったら。
日中の集中力が戻ったら。
身体は確実に変わります。
夜間頻尿は、
✔ 医療で整えることもできる
✔ 生活で改善することもある
✔ 放置しなくてもいい
「我慢」以外の選択肢があります。
もし、
「実はちょっと困っている」
そう感じているなら、
一度、相談という選択も考えてみてください。
睡眠が変わると、
身体は変わります。
身体が変わると、
日常が変わります。